リコール対応完了&ブレンボ 120.A441.10装着

総走行距離:10,197km

リコール対応完了、との連絡をいただき、車両を引き取ってきました。


実はリコール対応をお願いすると同時に、リアキャリパー周りの交換も無理を言ってお願いしていました。

自分で作業する予定だったのですが、タイミング悪く(良く?)このリコール通知を受け取りまして、ハブ廻りまで分解することになるので、一度分解して再度組み立てた後、ほぼ時を置かずに分解するぐらいなら、いっそのこと一緒に作業していただいた方が効率的かな、と。


持ち込んだのは以下の通り。

①ブレンボ 120.A441.10(実は以前入手した中古キャリパーのクオリティが不安で新たに入手したもの)

②カワサキ純正部品 品番:43034-0108(Ninja H2用のホルダ(キャリパーサポート))

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③その他諸々


後述しますが紆余曲折を経てこのようになりました。

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想定はしていましたが、ブレーキホースの取り回しはかなり無理がありますね。

一応、純正部品加工での対応可否について相談してみたのですが、ABSユニットからのワンオフ製作なら実績があるのですが…とのこと。

ブレーキホースもH2のものを流用したほうがいいのかしら。


流用、といえば、上記の交換部品だけでは正常動作しないため、もう一点、センサーについても流用が必要になることが判明。

こちらもNinja H2用で、純正品番:21176-0793になります。


何も考えずにH2 SX のセンサーをH2のホルダ(キャリパーサポート)へ取り付けるとこのようになります。

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ちょっとわかりづらいのですが、センサー部分の切り欠き部分(円形が少し欠けている部分)がホイール中心方向ではなく明後日を向いています。

この状態ではセンサーが正確にホイールの回転数をとらえることができず、速度計が異常な動きをする、とのこと。

これを補正するためにはセンサーもH2のものに交換する必要があります。センサーそのものの方向だけを変更できないんですよね…。

H2のセンサーを利用することによりこのようにきちんとホイール中心方向をセンサーが向くようになります。

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H2 SX とH2ではリアキャリパーが異なることによる弊害で、ホルダ(キャリパーサポート)の形状が異なります。

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ここがカワサキのよく分からないところ。

H2はフロント330mmのディスク、H2 SXは320mmのディスク、一方でH2のリアキャリパーは直径34mm(シングルピストン前提)、H2 SXのリアキャリパーは直径38mm(同)相当と、差別化を図ったものなのかもしれませんが、その結果、逆にコスト高になっていないか?

まあフロントは分からなくもないですが、リアは疑問符しか残りません。


加えてセンサー取り付け部分にスペーサーが必要になるのですが私の場合は1mmが2枚必要だったそうです。

ここは個体ごとに適切なものを組み合わせる必要がありそうです。

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また、車検時に必要、とのことでブレーキ性能比較、という資料の作成が必須なんだそうで作製いただきました。勿論有償ですよ♪

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見た感じでは純正と比較して制動能力に大きな違い(劣ることは無い)が無いということを示すもののようですが、前回の車検(フロントのキャリパーは交換していた)では求められなかったのにどうして必要なんでしょうかねぇ???


帰宅するまでのわずかな距離ですが、ほぼ狙い通りの効果が出ていると思います。

まだパッドの当たりが出ていないので何とも言えないところがありますが、絶対的な制動力はやはり劣る印象。

一方で、パッドとディスクの接触を感じられるポイントが相当手前になり、安心感が出たと感じます。


余談ですが、メカニックの方からフロントキャリパーについて指摘がありまして。

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メカニック:「このままではパッドピン、抜けないですよ」

私:「あ、確かに…そのたびにキャリパー単体にする必要がありますね…」


まあ次から次へと色々なことが起こるもんだ(笑)

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